コラム 作業療法士(OT)

作業療法士:ある日突然手が動かなくなったら

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ある日突然手が動かなくなったら、どうするでしょうか?
考えにくい事だとおもいますが、想像してみてください。

どうして動かないのか原因を調べ、治療法を探し、元通りに動くよう必死にトレーニングをするでしょう。
温めてみたり、冷やしたり、曲げたり伸ばしたり・・・
手が動かせないと調べるのでさえ大変な苦労だとおもいます。
パソコンでググるのも音声認識などを駆使しないとならないのですから。

なんとか、トレーニングの成果で元にとはいかずとも動くようになった時の喜びはどんなに大きいことでしょうか。
逆にどんなに励んでも動くことがなかったら・・・

その時は、手が動かないという事実を受け入れ、そのハンデを抱えた上で最良の日常生活を送るにはどうすべきか考えなくてはなりません。
言葉で書くほど簡単な事ではなく、現実を受け入れるには、ストレスや焦り、苛立ち、怒り、悲しみで溢れる事でしょう。

けれど、手が動かせないからといって、出来る事が何もないと悲観するのは間違いです。
補佐をしてくれる道具を見つけたり、工夫したり、暮らし方を改めたり・・・できる事は必ず何かあるはずです。
諦めるのではなく、気持ちを切り替えることで、障害を抱えていても豊かな心で過ごす方法はきっとあるはずです。

そしてこの困難な状況を一人抱えて生きていく必要もありません。

医師や看護師、理学療法士、作業療法士、臨床心理士、ソーシャルワーカーなどリハビリテーションに携わる仕事をしているプロの専門家が多数います。
彼らの力を借りて、この状況を解決し切り開いていくのです。

作業療法士とは、まさにこのような支援を行うリハビリテーションの専門家です。
障害者の気持ちを受け止めながら、障害者がその人らしく豊かな心で生きていくために何をすべきか、一緒に考え、様々な手段を用いて治療、訓練、指導していきます。

「豊かに実っている果実に手が届かない人のかわりに果実をとってあげる。それは親切で悪いことではない。けれどその人にとって本当に必要なのは、果実をとる長い棒や木登りの方法なのだ。」

具体的にはこのコラムで引き続き連載していきたいとおもいます。

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