コラム 言語聴覚士(ST)

言語聴覚士:サングラスに白い杖、盲導犬、車いす?

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「言語聴覚士」という言葉から想像するに「話せない、聞こえない人のための仕事かな?手話の事かな?」と考える人も多いでしょう。
その考えは不正解です。(少しだけ当たっているともいえますが)

確かにうまく話せなかったり聞こえない人を対象にした仕事ではありますが、手話を専門に教える仕事ではありません。
言語聴覚士は「言語機能・聴覚機能(ことばを使ってのコミュニケーション)に障害のある人を支援する専門職」です。
その主な内容は人それぞれの障害の状態を検査・評価し、それぞれに合った訓練や指導、その他の支援・援助を行うことです。

初めて知った方も多いでしょうが、「言語聴覚士」という言葉が誕生し、国家資格として制定されたのは1997年。まだ新しい分野の資格といえます。

言語聴覚にまつわる治療法自体は日本では40年くらいの歴史があるのですが

障害そのものが「見えにくい」「気づかれにくい」という特徴があるため、専門家の確立や資格化が遅れていたという事実があります。

サングラスに白い杖、盲導犬、車いす・・・

一目でわかる障害者はすぐに気づくことができますし、理解を示し、点字や建築物のバリアフリー化といった配慮は徐々に進んでいるといえますが、言語聴覚士の主な対象である言語聴覚障害者は普通に歩いているだけでは気づくことができません。

自分の不自由さを言葉でうまく伝えられない、表現できないというこの障害ならではの特性が大きく、こうした障害の存在そのものさえ知らない人が、まだまだたくさんいるのが現状なのです。

簡単な日常会話、何気ない読み書き・・・このような当たり前におもわれる行為は「ことば」によって成り立っています。
それを使いこなす諸機能がうまく働かない「言語聴覚障害」というものが世の中に広く存在する事をまずは知ってください。

「言語聴覚士」の仕事へのステップはまさにそこからはじまるのです。

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